財務諸表論
財務諸表論は計算力を試される
財務諸表論は、株主等への報告書として作成する財務諸表の考え方(理論)や、作成方法・手続(計算)を学ぶ学問です。
問題数 | 計算50点、理論50点 |
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試験時間 | 2時間 |
財務諸表論の攻略ポイント
1. 計算「表示科目と表示区分」「注記」
財務諸表論の計算対策として、「表示科目と表示区分」を正確に押さえることです。債務の償還が一年以内なのか一年以上なのかで表示科目と表示区分が変わってきます。
「注記」は簿記論では勉強しませんが、覚えていれば確実に得点に結びつくので確実に押さえておくことが必要です。
2.理論
企業会計原則、金融商品や退職給付などの会計基準について、「決まった言い回し」をしっかりと記憶してかなければなりません。また、結論だけ覚えても得点にはつながりません。大切なのは結論に至るまでの過程になります。
3.学問であると割り切る
財務諸表論はたくさんの学説が登場します。ある説と別のある説の相違点や、通説など、そのうえ試験委員の考えを考慮するとなると頭が混乱してきます。大切なのは、財務諸表論は学問だと割り切ることです。通説をまず主軸として理解することで、枝葉に分かれた所説を理解していくと整理されていきます。